ロージャの株・FXトレード記録

半人前トレーダーのトレード記録です。半人前の私がどのように成長し一流のトレーダーへとなっていったかの記録……になればいいと思っています(^-^;

AIについて

近年のAIの発達には目を見張るものがありますね。私が子供だった頃のAIなんてゲームのコンピューター、完全に子供の遊び相手でしかなかったように思います。

 

それが2013年には将棋のプロを、2016年にはAIが勝つには100年かかると言われて囲碁で世界最強棋士の一人韓国の李 世乭九段に4勝1敗で勝ち越しました。 

 

これは本当に衝撃的でした。ボードゲームをやらない人はこの凄さがうまく伝わらないと思ので簡単に説明します。

 

まずチェス。チェスは8×8マスの盤上に32個の駒を動かして相手のキングを取るのを目的とするゲームですね。

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駒の種類は6種類あり、それぞれ動き方が決まっているのに加え、一度取られた駒はゲームから除外されるので将棋や囲碁に比べると存在パターンが少ないです。

 

そして将棋。将棋は9×9マス、駒の種類も8種類あるのに加え、取った相手の駒を自分の駒として使うことが出来ます。このため、盤の大きさは1マスしか違いませんが取られた駒をゲームから除外するチェスと比べると格段にパターンが増えるんですね。

 

そして最後に囲碁

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盤の大きさは19×19マス。交差点に石を置いていき、陣地の広さを競っていきます。

 

チェスや将棋と違い駒の種類といったものがなく、盤上の交差点であれば基本どこに置いてもかまわないので初手だけで361通り存在します。

 

紹介した中で一番パターンの少ないチェスでさえ存在しうるパターンを全部並べると10の120乗(1の後ろに0が120個)というとんでもないパターンが存在するんです。

 

一番パターンが多い囲碁では10の360乗。1局でだいたい260~300手ほど打ちますが20手を超えたあたりで存在パターンは宇宙に存在する原子の数を超えます。

 

したがって序盤の数手ですら人間に匹敵するのは不可能とされてきたんですね。

 

実際、私は囲碁のアマ四段ですが数年前までのAIは私でも勝てる程度のレベルでした。

 

このように人間は膨大な選択肢があっても有効な選択肢のみを抽出するスキル(取捨選択)にすぐれています。そのため、数手先しか読まなくても有効手を探し出すことが出来るんですね。(一応ですがプロといえど10手先程度しか読んでいません。)一方AIはこれが極端に苦手なため、一秒間に数億手読むという驚異的な計算力を活かして有効手を探していきます。

 

例えばあなたが海辺を散歩していたとします。10分ほど歩いたのち、財布がないことに気が付きました。さて財布を探すとしてあなたならどう探しますか?

ほとんどの人は自分が来た道を引き返すはずです。どこかに落としたのなら海辺のどこかに落ちているはずですが自分が通っていないところに落ちているなんてことはそもそも考えもしません。これが取捨選択です。

 

これが出来ないAIは大量のショベルカーを使って海辺の砂浜中の砂をひっくり返して探していくんですね。

 

しかし、10の360乗という途方もないパターンをすべて調べるということは大好きだった先輩の第二ボタンを海に落としてしまったからすべての海水を引き上げて探そうとするようなものです。

 

当然そんなことは不可能なわけで……ここにAIの進化があるわけです。簡単に言うとこの取捨選択がうまくなったわけです。(人間にはまだまだ及びません)

途方もない選択肢から有効であろう手のみを抽出して思考することが可能になってきたんです。

そこに人間とは比べ物にならない膨大な計算力が加わるわけです。

 

さらに間違わないし忘れない。(羨ましい)

 

そしてそのAI技術の応用が一番注目されているのがこれ。

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そう車ですねー。自動運転なんてまだまだ先の話だろうと私は思っていましたが前述したようにAIの驚異的な進歩によって現実味を帯びてきました。国でも人間が運転することを前提に作られていた法の見直しを急ピッチで進められています。(森友とかに時間割いてる場合じゃないんですよね)

 

そんな中、事件は3月18日、アメリカで起こりました。ウーバーテクノロジーズの自動運転車が歩行者を撥ねて死亡させてしましました。

 

これによりアリゾナ州ではウーバー社に対して実験許可の取り消し、カリフォルニア州でもウーバー社に対して試験走行を認めないことになりました。

また、企業でもトヨタ自動車、エヌビディアが走行試験の自粛を発表。ここまでかなりとんとん拍子で進んできた自動運転に急激なブレーキとなりました。

 

ただこの事故、地元警察が公開した映像を見ると暗い夜道で歩道とは反対の方向から突然歩行者が現れたもので人間が運転していても避けられなかったという見方が強いです。

jp.reuters.com

事故の焦点も自動運転車だから事故が起きたというものではなく、自動運転車なら避けられた事故なのではないかというところになっています。

 

だったら許可の取り消ししなくてよくね?

 

って思っちゃうんですよね。人が運転していたら回避できた事故をAIが起こしたというなら問題です。しかし今回は人が運転してても回避が困難だったわけです。

 

事故が起こったアリゾナ州では「ウーバーの技術力に疑いが生じている」として実験許可を取り消しましたが、疑いが生じているのは避けられない速度での走行を許している州法ですよね。

 

事故を起こしてしまった企業や大切な人を失った遺族が冷静さを失ってしまうのは仕方がないことですが、第三者である我々は冷静な判断が求められると思います。

 

人間が回避できない事故であったのなら法定速度を改めるか、自動運転の研究を進めていくのが正しい道に思います。

 

お借りした画像